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山下和仁
Kazuhito YAMASHITA

1961年長崎市に生まれ、父、山下亨に8歳よりギターを学ぶ。また作曲家の小船幸次郎に師事。 15歳で全国コンクール(現:東京国際ギターコンクール)に優勝のあと、1977年、16歳の時にラミレス、アレッサンドリア国際、パリ国際の世界三大ギターコンクールに、いずれも史上最年少優勝という快挙を成し遂げた。 LP、CD 合わせてこれまでに80枚のアルバムを発表。1980年発表の自身の編曲による〈展覧会の絵〉が大反響を得る。以後、〈火の鳥〉〈シェエラザート〉〈新世界より〉などオーケストラ曲用大曲をギター用に次々アレンジ、さらに「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ、チェロ、フルート、リュート組曲BWV995-1013(5CDs)」を全て編曲。かたわら「F.ソル:ギター曲全集(16CDs)」「H.ヴィラ=ロボス:12の練習曲と5つのエチュード」「M.カステルヌオーヴォ=テデスコ:ゴヤによる24のカプリチョス」など、ギター本来のレパートリーも名演の誉れ高く、広大なレパートリーを有する。 ウイーン・ムジークフェライン大ホール、ニューヨーク・リンカーンセンターほか世界各地でソロリサイタル。L.スラトキン、R.フリューベック・デ・ブルゴスなど世界的指揮者やオーケストラとも数々共演。また、ジャズ・ギタリストのラリー・コリエル、フルートのJ.ゴールウェイ、コントラバスのゲリー・カー、東京クヮルテットなどと共演。2004年からは自身の子供たちと「山下和仁ファミリーカルテット・クインテット」を結成し、長女(紅弓)、次女(愛陽)ともギターデュオを組み、世界各地で公演。 国内外の作曲家、特にアジアの作曲家たちの新作委嘱初演にも意欲的で、山下和仁のために書かれた作品は60曲を越えている。CD『黎明期の日本ギター曲集』で平成11年度文化庁芸術祭大賞を受賞。