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メン・スー
Meng Su

2015年パークニング国際ギターコンクールで優勝したメン・スーは、当コンクールのユース部門と本選部門の両方を制覇した初のギタリストとなった。そして彼女は、パークニング国際でファイナリストとなり優勝した初めての女性ギタリストでもある。彼女の演奏は「彼女の年齢からは信じがたいほとの高度な芸術性と創造性を兼ね備えている」と評されている。
中国の青島出身、5歳からギターを始めた。早くから才能を開花させ、第5回ウィーン・ユースギターコンクール、パークニング国際ギターコンクール・ユース部門、第48回東京国際ギターコンクールで優勝、イザローン国際ギターコンクールで第2位を獲得した。2006年より米国ピーボディ音楽院へ留学しマヌエル・バルエコに師事。優秀な成績で演奏家ディプロマを取得する。現在は、米国メリーランド州セント・メリー大学で教鞭も執る。
これまでに、ボルチモア交響楽団、ミッド・アトランティック交響楽団、ナイツ室内管弦楽団と共演。2009年にヤンメイ・ワンと共に北京ギターデュオを結成し、翌年カーネギー・ワイル・ホールでデビュー。世界各国でコンサートツアーを行ない、スペイン、ポルトガル、イタリア、スイス、デンマーク、ポーランド、セルビア、中国と米国で、ソロ、北京ギターデュオ、恩師マヌエル・バルエコを交えたトリオによるリサイタルを開催した。
北京ギターデュオのデビューCD『マラカイペ』はラテン・グラミー賞にノミネートされた。タイトル曲はセルジオ・アサドが彼女たちに献呈したものである。セカンド・アルバム『バッハから譚盾へ』には、中国人の著名な作曲家である譚盾(Tan Dun)による〈8つの水彩画の想い出〉の世界初録音が収録されている。バルエコと北京ギターデュオのトリオによって録音された『チャイナ・ウェスト』は2014年5月にリリースされ、批評家から高評をもって迎えられた。
2016年には初のソロ・アルバム『Meng〜蘇 萌』を発表した。

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